NTTドコモは6日、携帯電話機を特定の通信会社でしか使えないように制限している「SIM(シム)ロック」の解除について、2011年4月以降に販売す るすべての携帯電話機で、ロックを解除する方針を明らかにした。
総務省は6月末に通信各社にロック解除を呼びかけたが、具体的な対応を明らかにしたのはドコモが初めてだ。
ドコモは、全携帯電話機にロックを解除することができるソフトを搭載して発売し、利用者の希望に応じ販売窓口で解除を受け付ける。ロックを解除 すれば、利用者は電話番号情報などを搭載した「SIMカード」を入れ替えることで、同じ携帯電話機のまま、通信会社の乗り換えが可能になる。
ただ、総務省の指針では、どの携帯電話機のロックを解除するかは通信会社の自主判断となっている。さらに、現行方式では、大手3社のうち、乗り
換えが技術的に可能なのはドコモとソフトバンクだけだ。このため、米アップル製の人気機種「iPhone(アイフォーン)」などを販売するソフトバンクの
動向が注目される。KDDIについては、通信規格が他2社と同じになる次世代方式の電話機の発売まで乗り換えできない。
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